「明治の人はびっくりするような字を書きます。字の迫力が違う。人間力は、字を美しくし、魅力のある字にします」と語る、書道家・武田双雲さん。だから、文字にはその人の人格、性格が出るのだそうです。
武田さんの書道に対する考え方はとてもユニーク。自身が主催する書道教室は、下手な人も上手な人も書道を楽しめるエンターテインメントの場なのだとか。
また、言葉には「陰」と「陽」があるとも言われます。ある時、五十代の女性の生徒さん二人別々に、ご主人との関係はいかがですか、と聞いたところ、一人は「主人は私に冷たいんです。放っておかれるんです」と答え、もう一人からは「素敵な主人です。私を放っておいてくれるんです」という答えが返ってきたそうです。武田さんは、これは物事の捉え方の違いだとおっしゃいます。「陰と陽、お互いが違いを認め合う、その違いをリスペクトし合うことが大切。それができるか否かで、すべて上手くいくかいかないかが決まるのです」。
そしてもう一つ、武田さんは自律神経を整えることの大切さを説かれます。これは、武田さんが独自に研究しているテーマで、交感神経と副交感神経のバランスを取り、波動を調整するのだとか。「どうやるかというと、例えば楽しく生きるためには、ただ楽しそうに生きるだけだけで良いのです」と武田さん。その人柄と豊富な話題に魅了され、楽しく、そして有益な時間となりました。
1975年、熊本県生まれ。3歳より書家である母・武田双葉に師事し、書の道を歩む。大学卒業後、NTTに入社。3年間の勤務を経て書道家として独立。音楽家、彫刻家など様々なアーティストとのコラボレーション、斬新な個展など、独自の創作活動で注目を集める。オリジナルの書道講義が話題を呼び、日本テレビ「世界一受けたい授業」など様々なメディアに出演し、講演会やイベント、セミナーなどへの出演も多数。NHK大河ドラマ「天地人」、スーパーコンピュータ「京」など数多くの題字、ロゴを手がける。
2013年には、文化庁より文化交流大使の指名を受け、日本大使館主催の文化事業などに参加し、海外に向けて日本文化の発信を続けている。
開催日 | 講師 | 演題 |
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28.05.23 | 落語家 三遊亭 歌之介 氏 |
明るく捉えていきましょう! 人生は思った通りになる。 |
27.05.21 | ジャーナリスト 井上 和彦 氏 |
日本を取り巻く安全保障環境 −情報を多角的に捉え、客観的な事実で判断する力を。− |
26.05.22 | 野球解説者 島田 誠 氏 |
苦難の克服 −あきらめない。それがプロの証。− |
25.05.23 | 作家・慶応義塾大学講師 竹田 恒泰 氏 |
日本はなぜ世界でいちばん人気があるのか −自分の国に誇りを持てたらもっともっと輝ける。− |
24.05.24 | 経済ジャーナリスト 須田 慎一郎 氏 |
いま起こっていること、これから起こること −これからの中小企業の生き方− |
23.05.24 | 千房(株)代表取締役 中井 政嗣 氏 |
できるやんか! −人間って欠けているから伸びるんや− |
アクセス - 公益社団法人福岡西部法人会